イナセくんと行く、新橋さんぽ

新橋さんぽ十五歩目

錠前屋 堀商店

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みなさん、こんにちは。イナセです。すっかり春らしい季節になってきましたね。新橋にはいくつかの歴史を感じる建物がありますが、オイラ以前からどうしても気になっていた建物がありました。それは新橋2丁目の交差点にある、いかにも昭和の香りがぷんぷん漂う建物です。「堀商店」とは出ていますが、いったい何のお店なんでしょう?思い切って重厚感のある扉を開けて入ってみました。

 

外堀通りを挟んで見る堀商店の外観

 

入り口には堀商店の名前がくっきり

 

恐る恐る入ってみると、店内には錠前と鍵(鍵穴のある側)がびっしりと展示されているではありませんか。呆気に取られたオイラに気付き、奥の方から優しそうな笑顔の美しい女性店員さんが出て来てくれました。
「あの~、こんにちは。オイラ、イナセと申します。どうしてもこのお店のことが知りたくて、入って来たのですが・・・お話をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろんです。私でよろしければどうぞ。」
良かった~。優しそうな店員さんで。
いろいろなこと質問しちゃおう!

 

綺麗に陳列されている錠前と鍵の品々

 

「まず初めに・・・堀商店さんは何屋さんなのですか?」
「皆さんからよくその質問を受けることが多いのですが、私どもは主に錠前や建具金物を製造販売しているんですよ。初代が明治23年に創業し、当時は最新の欧米の錠前や建具金物などを輸入販売していました。大正時代の初め頃には、自社によるオリジナルの錠前や建具金物などの製造販売を始め、以来90年以上にわたって数々のオリジナルの商品を開発しているんですよ。」
なるほど。堀商店さんは錠前屋さんだったんだ。
やっとオイラの疑問が解けたぞ。

「ところで、この建物はいつ建てられたのですか?」
「この建物は昭和8年に建てられたものですが、しっかりと建てられているので、今でも特に大きなメンテナンスも必要ないんですよ。1998年には国の登録有形文化財にも指定されました。」
凄いな!国からも指定されている建物だったんだ~。
新橋にこんな立派な建物があるなんて誇らしい気分だな。

 

国からのお墨付きです

 

[ さんぽ公開日:2010/03/15 ]


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