魚市場と道を挟んだ反対側には、市内随一の物産館「いわき・ら・ら・ミュウ」があります。バスはそこに止まり地元のお土産品と水揚げされた魚介類を見に建物に入りました。建物は2階建てになっており、2階部分では東日本大震災を忘れないように展示場が設置されていました。中に入ると避難場所での実際の生活状態（段ボールだけで仕切られた狭い空間）が再現されていたり、津波がどの高さまでやってきたのかが説明されていたり、当時の写真等も展示されていて、その時の恐怖心や大変さを少なからず体感できるものになっていました。
 

今回は、いわき市の企画で実現したツアーだったため、復興に前向きに取り組んでいるところや現に新しくなった施設などを中心に体験や見学をさせていただきました。
全体的に住んでいる方達の元気な姿とは裏腹に、まだまだ原発という大きな問題が風評というかたちで色濃く残っている感じが伝わってきました。

震災から5年が経ちましたが、まだまだ解決しないといけないことがたくさんあることを感じつつ、私たちなりに出来ることをこれからもずっとやり続けることが必要だと感じさせられたツアーになりました。是非今秋の稲刈りにはまた訪問して「絆」を育みたいと思いました。　　
 

 

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