イナセくんと行く、新橋さんぽ

新橋さんぽ二十五歩目

粋の継承=浴衣の着付け編=

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こんにちは、イナセです。
今回は新橋青年しんこう会研修の『粋シリーズ第二弾・粋な浴衣の着かた』にお邪魔してきました。
会場は前回と同じく港区立生涯学習センターばるーん内の桜田記念室。
講師は以前新橋さんぽ九歩目でお世話になった舞踏家の青木みどりさんです。
 
『青木さんお久しぶりです!』
 


講師の青木みどりさん

 

『オイラにも上手く出来るかな?ちょっとドキドキするなぁ』
 
『粋』に心底憧れている新橋青年しんこう会のメンバーが意気揚々と集合し、いよいよ『粋な浴衣の着かた』の講習会の始まりです。
 
まずは青木さんから浴衣についてのお話がありました。
浴衣の起源は平安時代の入浴時の着物であり、その後江戸時代に老中水野忠邦による天保の改革で絹の着用が禁止となったため綿の浴衣が街着として定着したということです。
 
『そうか~だから浴衣っていう着物は絹じゃなくて綿なのかぁ~!!』
 
その他にも歌舞伎役者から貰った手拭いを縫い合わせて仕立てたものが『粋な浴衣』の始まりであったことなど興味深い話しをたくさん聞かせて頂きました。
 


これは俳優の高橋英樹さんの手拭い


みんな真剣に聞いてます


椅子や机を片付けて場所作り

 

  
浴衣なんて旅行で旅館に泊まった時にしか着たことのないオイラは、帯の締め方なんてまるっきり分からないので『難しそうだな。。。できるかな~?』っとかなり緊張・・。
でも、皆さんに伺うとオイラと同様に浴衣にはあまり馴染みがないとのことで何だかちょっとホッとしました。
 
『皆さん、頑張って覚えましょうね!』っとにこやかに青木先生。
男性は角帯、女性は丸帯・・・???
男性と女性では帯の形も締め方も違うということを初めて知りました。
まずは男性陣から着付け開始です。
青木さんも男物の着物を着て指導してくれます。
 
浴衣を羽織り、袖を持ち、ぴんとのばして背縫いが背中心に来るようにします。
この時、右足のラインに左側の裾をピシッと合わせるのもポイントです。
衿先を身体の前で合わせ、下前と上前を重ねるのですが、この時大事なのが衿先が少し上がるようにあわせるというところです。
 
基本的に浴衣を着る時、男性は肌着をつけません。
襟元からTシャツのような肌着がはみ出しているのは、あまり粋とは言えません。
また襟足と胸元は、ピタリと合わせるのではなく、少し余裕を持たせるのが、粋な着かただそうです。
確かに『さらりと羽織ってピシリと締める』がカッコいいですよね。
 

[ さんぽ公開日:2011/11/16 ]


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