イナセくんと行く、新橋さんぽ

新橋さんぽ二十四歩目

文銭堂本舗

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皆さん、こんにちは。イナセです。
お彼岸を過ぎた頃からめっきり涼しくなってきましたね。この季節は散歩が一番!というわけで、新橋駅近くを散歩していたら、なんだか疲れて甘いものが欲しくなってきた。。。何かないかなと探していると、新橋烏森通り沿いに『文銭最中』の文字を発見!『文銭』てなんのことだろう?グッドタイミングなんで、中に入ってみよう!
 

手書きの字と絵でお客様を楽しませてくれています


「こんにちはー! お邪魔します。」
明るい笑顔と元気な声のお姉さんが振り向いてくれた。ラッキー!
      


店内には明るい声が飛び交っています


「実は、文銭最中についてお話を伺いたいと思いまして・・・」
恐る恐る聞いてみると
「わかりました。少々お待ちくださいませ。」
しばらくすると、なんと二代目社長から直々にお話を伺えることになったぞ。
これまたラッキー!
社長自ら二階の応接室まで案内してくださいました。
 
「初めまして。オイラ、イキデイナセと申します。新橋駅周辺の散歩をしているのですが、文銭最中の文字が目に飛び込んできて、ついお声を掛けさせていただきました。文銭とはいったい何のことでしょうか?」
「よく聞かれる質問ですね!文銭とは、寛永の昔に造られた通貨のことなんだよ。人々から大仏様の化身として、無病息災のお守りや財布の種銭として大切にされたもので、それをモチーフにして先代が最中を造り始めたのが始まりなんですよ。」
道理で通貨の形をしているわけだ。創業以来、60年以上にもわたって看板商品であり続けられるなんて、皆さんに愛され続けている商品なんだなぁ。
 


身振り手振りで丁寧にお答え頂いた
二代目社長の田口雅章氏

 


文銭最中は創業以来の看板商品です

 

 
「それでは、創業当時から『文銭堂』というお店の名前だったんですか?」
「いえいえ、先代が昭和21年に商売を始めたときは名字からとった『たぐち』という名前のお店だったんです。ところが、お客様が看板商品の『文銭最中』から、お店を『文銭さん』と呼ぶようになりまして、しばらくして『たぐち文銭堂本舗』に名前を変え、さらに、今から7年前に『文銭堂本舗』に名前を変えました。」
創業当時から数えると、3回も名前が変わっているんだ!

[ さんぽ公開日:2011/09/29 ]


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