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SL広場 ビフォアー&アフター

SL広場内の段差を解消し誰でも自由に行き来できる、バリアフリーの広場です。

SL機関車が乗る台座部分のデザインが、JR新橋駅のレンガ造りのガードをモチーフにした、レトロで温もりのあるデザインになりました。

1976年から30年間、広場の中央に位置した噴水が SLの先頭部分へ移動されます。噴水のデザインは駅舎ガード下のアーチ部分をモチーフにしたデザインへと変わりますが、現在噴水中央部分のブロンズ像はそのまま再利用されます。
SL台座部分、噴水のデザイン共に新橋の地域住民の声が大きく反映されています。また台座アーチ部分は、夜間ライトアップされます。

     

 

保水性ブロックの使用

保水性ブロックとはヒートアイランド対策のひとつとして期待されているブロックで、雨水をブロック本体に取りこみ、その水が自然に蒸発・気化する際に大気の熱を奪う現象を利用して地表温度を下げ、その周りの大気を直接冷やす事を目的としたブロックです。その保水性は、雨が降った後の2~3日も持続し、路面温度・気温共に下げる効果があります。夏場に不快な思いをする、熱せられたアスファルトやコンクリートからの放熱が少ないのです。つまり雨水を利用して、常に地面に打ち水をしている状態を造りだすブロックになります。
待ち合わせの場として多くの方に利用されているSL広場ですが、夏場の利用はもっと快適になりますよ。

保水性ブロックへの自動給水システム(広場部分)

保水性ブロックといえども降雨がなければその効果が持続しません。そこで広場に降った雨水を地下にある雨水貯留層に溜め、降雨後3日以上経過していれば、ポンプアップでSL広場のブロック下に埋め込まれた給水チューブにより、自動的に直接保水性ブロックへ給水します。
雨水センサーが組み込まれており、一旦雨が降ったら3日間は給水をストップします。3日間降雨がなければ自動的に給水を開始します。広場地下に設置される雨水貯留層は約155t程の大きさで、広場周辺に設けられた排水溝からの雨水が溜まります。その名の通りに水道水は一切使用せずに、雨水のみを再利用するという環境に配慮した画期的なシステムとなっています。
また全てのシステムを地下に設置して、広場上には散水ノズル等の突起物を設けない事により、広場利用者の支障となりません。これは公共の施設・スペースとしては日本で初めてのシステムとなります。ぜひともその画期的なシスムを体感して下さい。

遮熱性舗装(車道部分)

太陽光を空中に反射・分散して、路面温度の上昇を抑制する舗装です。このことによりアスファルト内に熱を溜めないので、その熱を夜間に放熱して、その結果起こる熱帯夜現象を緩和することができます。

ニュー新橋ビルとSL広場の間の道路が、直線路からS字のアベニュー風の小道へ変更されます。そのため道路幅も現在の7mから4mへとなります。
また、ラ・ピスタ新橋前の道路が歩行者専用道路となり広場と一体化されます。