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[2016/03/31] 四十歩目   『新橋駅近BAR』その2


「ところで砂押さんはお仕事着ではないようですが」
「今は子育てに専念しているため大島さんにお任せをしてお休みをいただいています。今日はイナセ君がおいでになると伺ったのでお店に来たんですよ(笑)」
「わざわざおいでいただき恐縮です。ORYOさんは竜馬さんが現在のお店に移転する際にオープンしたそうですね。当初はお一人だったのですか?」
「竜馬が移転する前は主人を手伝っていまして、ORYOは今からおよそ9年前の2007年8月4日にオープンした時には一人で営業していました。当時は竜馬から流れてくるお客様が多かったので緊張することもなく接客できましたよ。うちはBARなのですがこちらに焼酎が用意してあるのは竜馬からのお客様が見慣れないずらりと並んだウイスキーのボトルを見て驚かないようにという思いからなのです」
砂押さんのお気遣いの象徴が焼酎のボトルなんだね~。
ウイスキーはどこかしらで見たことがあるような、それでいて一度飲んでみたかったというようなボトルをメインに揃えているそう。そこに飲みたくてもなかなか飲めないボトルを月に1~2本用意しており、余所ではグラスで2,000円はするものを1,200~1,300円ほどで提供。これならちょっと贅沢できるね。

ふと見上げると天井に丸太が埋め込まれてる!洒落ているけどどうやって取り付けたんだろう?
「うふふ、実は発泡スチロールに本物の杉の木の皮を張り付けたものなのですよ。これを含め内装は材料の用意からすべて主人の手作りなのです」
すごいなぁ! 丸太は次に人を連れて来た時に話のネタになりそう。
 


入手が難しい焼酎もあります


取り付けるの大変だったろうなぁ~

 

 


カクテルも気になるのだけどメニューが見当たらないなぁ。
「すみません、カクテルのメニューはありますか?」
「メニューがあるとみなさんどうしても決まったものばかりになってしまうので、その時の気分に合わせてバーテンダーがお好みに合わせてお作りしますよ。例えば甘めというご注文がありましたらチョコレートのような甘みなのか、フルーツのような甘みなのか、という具合ですね。そのやりとりが楽しいし、やりがいもありますね」
「そういうやりとりでお互い馴染んでくるのですね」
「あれ?ワイングラスもありますけど、ワインも置いてあるのですか?」
 


さっきから気になっていたんだよね


 

「はい、ご用意しております。特に告知などをしていないのですが、ワイン好きのお客様にお声をかけて2か月に1度ぐらいのペースでワイン会を開催しています。始めてから1~2年でしょうか」
とオーナー。
「ワイン会も気になるな~」
大島さんはソムリエの資格を持っているんだって!

 

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