日比谷神社が環状２号線（マッカーサー道路）工事に伴い、昭和3年より鎮座した現在の場所（新橋4丁目）より、200m離れた東新橋２丁目に遷座しました。神職をはじめ総代、氏子崇敬者が参加して遷座祭がしめやかに執り行なわれました。

この神社の創建は不明ですが、400年以上前には現在の日比谷公園のあたりに鎮座していました。徳川家康が江戸城に入る前から日比谷にあったのが、城の拡張工事に際して、氏子ともども現在の新橋に移転させられました。そのため新橋に鎮座しているにもかかわらず、「日比谷神社」との名称が残りました。

当時はこのあたりは東京湾の入江であったために鯖（さば）、鰯（いわし）、秋刀魚（さんま）などがよく獲れたそうで、日比谷稲荷明神・鯖稲荷明神として親しまれました。

当神社は昔から虫歯封じに霊験ありといわれ、以前は多くの人がその祈祷に訪れました。 日比谷神社は別名「さば稲荷」と呼ばれています。虫歯に苦しむ人は鯖（さば）を断って祈願すると霊験があるそうです。神様の加護により、痛みが治ったら、鯖を奉納するのだそうです。
（参考：ワイワイみなと）

詳細は日比谷神社HP、ワイワイみなと、西新橋通信