ラ・ピスタ新橋前において、19：00から
大内九段の「第６７期名人戦七番勝負」大盤解説会が行なわれました。

将棋界の第一人者が持ち前の勝負強さを発揮し、１３年ぶりに名人防衛に成功しました。
第６７期名人戦七番勝負の第７局は２４日夜、羽生善治名人（３８）が郷田真隆九段（３８）に快勝して名人位を堅持。タイトル獲得を計７３期に伸ばし、大山康晴十五世名人の最多記録８０期にまた一歩近づきました。
郷田九段は粘る気力を失ったのか、夕方の休憩後はパタパタと手が進みます。駒損が大きく、攻防ともに見込みなしと判断した郷田九段は午後７時３１分「負けました」と頭を下げました。
しかし、カド番で強さをみせます。深浦康市王位を４勝３敗で降した１～３月の王将戦と同様、第６、７局を連取して逆転防衛を果たしました。これから連覇を重ねた郷田九段は名人初挑戦だった２年前に続き、今回も惜敗。念願のタイトルに手が届きませんでした。

おなじみ大内延介九段と藤森奈津子女流三段がお送りしました。

日　　 時/　第６７期名人戦 第７局　6月24日（水）　午後7時～

対　　 戦/　羽生善治名人　vs　挑戦者・郷田真隆九段

会　　 場/　ラ・ピスタ新橋前

解 説 者/　大内 延介　九段

聞 き 手/　藤森 奈津子　女流三段