しんばし通

Shinbashi Expert しんばし通

[第二幕] 新橋の過去・現在・未来

第4回 小さな散歩道 ~蒸し暑いアスファルトジャングルの中で~


 日本の夏、特に都会の夏はヒート・アップ現象でクーラーの効かないアスファルトの上は夏の日差しに、車やビルのクーラーの余熱がプラスされ居たたまれないくらいの蒸し暑さになります。かといって都会には緑と土と水が豊富な場所は限られており、都会に働く市民はクーラーの効いた室内に篭もりがち、これが悪循環となって益々外気は熱くなり、空気も汚れていきます。やがて花粉症だけでなく何がしかのアレルギー症に苦しむ人が年々増えてきています。

 そんな夏の一日、お台場は人が多くて落ち着けないし、遠出も出来ない、そんなしんばし通には「浜離宮」「芝離宮」などの散策はいかがですか。

江戸時代から明治の文明開化、そして昭和の高度成長期に埋められてしまった外堀の面影を偲びながら、緑と土と水を体で感じ、木陰で身を休め、自然の涼風を楽しむ。

「ここから土橋、新橋を経て虎の御門、溜池、はたまた銀座と有楽町を分けて皇居の内堀へ続いていたのかな」とか「新橋烏森の由来~枯州の森~の松林はこんな松が海岸沿いに新橋付近まで続いていたのかな」などと想像してみるのも楽しいかも。

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